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Date 2006/03/12(Sun) Author SS1-149 「えー、なにやら背後からアブない気配というか殺気のようなモノを感じるのですが気のせいでせう?」 学園都市の裏路地。 ”運悪く”こんな時間まで不良に追い掛け回され、ようやく撒いたと思った矢先のコト。 上条当麻はピンチの予感に身を強張らせていた。 「あー、これがあれですか。通り魔ってやつですか。しかしこういうのって普通は女を狙うヤツが多いんじゃないんですかー!?」 きゃー、と女々しい悲鳴を上げて上条は走り出す。 バタバタと音を立てて駆ける上条。 スタスタと着いて来る通り魔(?)。 「————、やばッ!」 そして”運悪く”、上条は袋小路へと足を踏み入れてしまった。 逃げ場はない。入り口に戻ろうとしても、もう手遅れだ。 振り向けば袋小路の入り口に、通り魔(?)らしい男が立っている。 「よう、そんなに慌ててどうしたんだ?」 男は心底不思議そうにそう言って、不気味に口を歪めてシニカルに笑った。 その笑みを見て、自分が追い詰められたコトを上条は自覚する。 「どこの誰か知らねえけど、まあ”運が悪かった”と思って諦めてくれや」 袋小路の入り口にいるのは異様な外見の小柄な男。 色の抜け落ちた髪。顔全体を覆う禍々しい刺青。極め付けに、耳のピアス穴には携帯ストラップがぶら下がっている。 何かを勘違いしているような、非常に現実味のない刺青の男。 その男を現実と結び付けているのは、現実味があり過ぎるほどにあると言える程、鈍い光沢を放つナイフだった。 「そんじゃぁいっちょ……殺して解して並べて揃えて晒すとしますか」 とある魔術の禁書目録×戯言シリーズ(零崎シリーズ) なんとなく書きたかったから書いた。次は何にしようか迷っている。
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Date 2006/03/26(Sun) Author SS1-159 禁書「ねぇねぇとうま。VIPって何?」 当麻「(ビクッ)は、はははっ、何を言ってるんだ? VIPってのは偉い人の事に決まってるだろ(ドキドキ)」 禁書「でも、とうまのこの『ぱそこん』って奴についてるテレビにVIPって書かれてるよ?」 当麻「(ギクッ!!)あ、ああ、え〜と、ほら、あれだ!!このパソコンってのは調べものをするものだって教えただろ? もしお前の上司のお偉いさんが来た時に失礼にならないようにマナーを調べてたんだよ!!」 禁書「へ〜、勉強熱心なんだね。とうま、偉い偉い」 当麻「お、おう!! もっと誉めろ!! は、はははは!!!」 当麻「ふぅ、危うくバレる所だったぜ 【ロリ】空から女の子が降ってきた【シスター?】part80 」
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「ブルース・ウェイン氏の来日は、今回で二回目となっております。ウェイン氏はウェイン産業の社長であります。 ウェイン産業は世界各地に支社を持つ大企業であり、その分野は軍事から薬品、食品等、様々なところに行き届いており、目に触れる消費者の方も多いでしょう。 ウェイン氏の来日の目的は、日本支社の一周年パーティーです。 ウェイン氏は今日の午後にも自家用機でナリタ空港に到着するそうです……」 「ウェイン産業の本社があるゴッサムシティでは、ウェイン氏以外にもバットマンと名乗る奇怪な男のことで有名です。 ゴッサム警察は、彼に関する情報を集めており、懸賞金もかけて捜査にあたっています。また、それに呼応されるかのように複数の怪人と思われるような犯罪者も現れています。 最近起きました通称『ペンギン』の事件においては…」 「日本の空港では既にかなりの人数のブルース氏のファンが集まっています。 これはブルース・ウィエン氏が総資産額10兆円とも言われる大富豪であり、 さらには、いぜんとして婚約者がいないためということもあり、かなりの女性の方がプラカードを持ち、アピールしているようです」 「ウェイン産業日本支社は、新たに建設されたお台場副都心にあり、その高層ビルは、50階立てに相当します。 日本支社の一周年パーティーでは金融や芸能界の著名人のほかにも政府の閣僚のかたも訪れるということで、強固な警備が施されるということです。 なお、近くのお台場ではテレビ局主催のお台場祭が開催されており、人手がとられると、関係者は語っています」 「ゴッサムシティにおけるバットマンは、警察に協力しているよう一見見えますが、その見方は様々であり、賛否両論ということです。 一時期ゴッサムシティの犯罪の検挙率は世界でもっとも低かったのですが、バットマン登場後、検挙率は上昇している傾向にあります。 ですが、その一方でジョーカー、ペンギン、リドラーといった凶悪犯罪者が出現しており、 バットマンの存在が犯罪を助長しているのではないかという意見も聞かれています」 第1話 来日 「ブルースさま、ブルースさま…」 そのステュワーデスの甘い声で、目をあける。 まだ意識は完全に回復はしていないが、 空の上では、誰にも襲われることはないと思っているせいか、ほんの少しだけ気を落ち着かせることができる。 前面にある画面を見ると、もうそこは空港の映像を捉えていた。 今日は、久しぶりに表の顔で仕事をこなさなくてはいけない。 ついこの間までは、裏の顔として奮闘していたわけだが、力仕事もきついが…こちらのほうの仕事も大変だ。 なんせ、よくわからないものにもしっかりと挨拶をしなくてはいけない。 人前での愛想笑いはなれてはいるが、神経を使う。 「きゃぁー!ブルース様!」 「結婚してくださーい!」 空港のロビーでの声援とカメラのフラッシュ…。 日本の女の子は、こういったことには興味があるのだろう。 テンション高く、声をあげながら、花束や、中には上半身を露出するような子まででてくる。 歴史や礼儀を大事にする国というイメージがあるが、こういったところは時代の流れかもしれない。 なかなかエキサイティングであることは認めよう。 「ブルースさま、本日の予定ですが…」 リムジンの車の中、執事であるアルフレドが、ノートパソコンのテレビ画面の中で声をかける。 予定を聞きながら、手前の書類に目を通す。 ブルース・ウェインは仕事を平行に行うことは当たり前だ。 今、こうしている間にも世界、数十社と契約をかわす動きがでている。 休んでいる場合はない。 「……ブルース様、もしもの場合に備え、例のものを送っておきました」 「すまない。保険としては必要不可欠だからな」 「はい。出来れば使いたくはないものです」 「あぁ…なにかあったら連絡する」 「それでは連絡がこないよう祈ることにします」 リムジンが止まる。 フラッシュがたかれている…、その中、車をおり笑顔を忘れずに…日本支社の中にと入っていく。 すぐに日本支社の幹部との挨拶、明日のパーティーのための会議がある。 翌日… その日、高町なのは、フェイト・T・ハラオウンは久しぶりの休暇をもらいこっちの世界にと帰ってきていた。 そこには高町なのはの養子となったヴィヴィオも一緒である。 本来ならこっちの世界に帰る必要はないなのは達だが、 ヴィヴィオに自分の世界を見せておきたいということ、 そして自分自身、こういった休暇でなければ見ることが出来ないということから、観光としてやってきたのだ。 しかし、こちらのほうの現状についてはあまりよくわかっていないためか、 今日がそのブルース・ウェインの来日のパーティーであることを2人は知らなかった。 「凄い人…こんなに混んでるの?お台場って?」 フェイトもまた、あまり知らない場所に行くので、少し緊張をしている。 しっかりとヴィヴィオの手を繋いで離さないようにしている… 彼女の過去の経歴から、子を離さない、という一種のトラウマ的なものがあるからだ。 「おかしいな…もうお祭も終盤だから、あんまりいないとおもったんだけど…」 潮の香りを感じながら、ヴィヴィオはそんな、なのはやフェイトの心配をよそに二人の手を引っ張りながら進んでいく。 見えてきたお台場…そして、人混みが吸い込まれてはいっていくウェイン産業の高層ビル。 「あっちいってみようよ~」 「ダメだよ、ヴィヴィオ…あっちは私達ははいれないから」 ヴィヴィオは、たくさんの人がいるほうが興味があるようで、なのはとフェイトの手を引っ張りながらその人混みの中にはいっていく。 「わぁ!ヴぃ、ヴィヴィオ?」 その人の波に押されるようにフェイトはヴィヴィオの手を離してしまう。 招待客と一般客に別れている、会場では、数万の人間が訪れていた。 フェイトはあわてて、その人波に乗りながら、ヴィヴィオを探す。 そうしている間に、なのはまでも見失ってしまう。 「あ、あれ…なのは?ヴィヴィオ?」 あたふたしながら、フェイトはそのまま、会場の中にと入っていく。 会場内は、広く芝生が敷き詰められており、中には出店も置かれている。 一般客はそれこそ大人から子供まで様々だ。 その芝生の向こうは招待客として、バリケードのようなものが作られ、一般客とを遮断している。 フェイトは、その遮断された壁際にたちながら、周りを見る。 そこに、なのはからの携帯電話が鳴る。 もしもの場合とヴィヴィオとフェイトそれぞれに地球圏での携帯電話を渡してあったのを、フェイトは忘れていた。 「なのは!?ヴィヴィオは見つかった?」 「まだなの。電話にもでてくれないし……」 「とにかく、合流しよう?」 「うん…」 そんなやり取りの中、会場が静かになる。前の大画面のスクリーンに映し出されたブルース・ウェインの姿。 ブルースは蝶ネクタイに黒いスーツをしっかりときて、世界で5本の指に入る富豪と、そして二枚目の顔を見せていた。 ヴィヴィオはブルースの話の中、なのはを探していた。 さっきから携帯がなっているのだが、周りの歓声と、ヴィヴィオが動き回ることで振動、音ともに消されてしまっている。 ヴィヴィオは、一般客と招待客の出入り口を小さい子供の背から警備に気づかれることなくとおりぬけていく。 警備はそれに気がついていない……。 「私達は、こうしてこの日本という国に、私自身の会社を建てられたことを光栄に思います。 これから先、何年もこの地にとどまれるよう、途中で見放さず、ついてきてほしいです。 今日はみんなに感謝する日だ。ありがとう…乾杯」 ブルースがそういって、グラスを上に持ち上げるのと同時に、周りから風船が割れるような銃声が鳴り響く。 その音に周りの参加者も驚き悲鳴をあげながら、その場にうずくまる。 ブルースは、危険を察知したのか、舞台から伏せながら飛び降り、人混みの中に姿を隠す。 次に舞台に現れたのは、顔を白く染め、奇怪な化粧をする男…スーツを着たその男はマイクの前に立つと、咳をひとつする 「あー、あー…マイクテスト、マイクテスト。うぅ~ん、やっぱり日本製はいいねぇ」 だんだんと関係者の中には、そのものが誰なのか気づくものも出てきて、逃げ出そうとするが、 それを阻むように、その奇怪な化粧の男の隣、そして客の横や後ろにピエロの仮面を被った機関銃を持つ男達が現れる。 「レディィス&ジェントォルメェェン~、本日のウェイン産業のパーティーは残念ながらこれで終わりです。今から、世にも楽しい~ジョーカー劇場をお送りします」 「ジョーカー!?」 「それって…ゴッサムの?」 周りの観客がざわめくのを楽しそうに眺めるジョーカー。 その視線は観客の顔をひとりひとり眺め、表情の変化を探っているようだ。リアクションを求めているのである。 「まずは、私の劇場に参加してくれる俳優を募集します。安心してください。立候補制ではないです。こちらで選ばせて貰いますから~」 すると巨大なトラックがウェインの庭園に突入してくる。 芝生を荒らしながらやってきたその巨大なトラックは後からつっこんでくると、トラックの荷物をいれる箇所が開く。 「はぁ~い、それでは参加者の皆様は至急、この中にお入りください!」 銃をもったピエロたちが招待客を次々とトラックに押し込んでいく。 悲鳴を雑踏の中で、強引にトラックに押し込んでいくピエロ。 なのはと、フェイトはなにがおこったのかさっぱりわからないでいた。 ただ一般客が逃げ惑う中でヴィヴィオを探すことに必死で…。 「アァ~ハハハハハハ、それでは皆様、ジョーカー劇場第一幕をご覧頂き感謝します。第二幕をお待ちください~。アァハハハハハ~」 高らかな声をあげ、トラック数台は走り抜けていく。混乱した場所に、誰もが逃げ惑っている。 なのはと、フェイトは、そこで靴が落ちていることに気がついた。 それはヴィヴィオの靴…。 なのはは、まさかと思い、去って行ったトラックのほうを見た。 「……なのはママ…フェイトママ…」 トラックの暗闇の中、膝を抱え叫ぶ大人たちの中でヴィヴィオはじっと泣くのを我慢していた。 そう、信じているから…すぐに、なのはママとフェイトママが迎えに来てくれると…。 「…ジョーカー、何を考えている」 ブルースは、携帯端末からトラックの動きを見つめていた。 トラックの動きを見つめながら、その姿は既に表から…裏に変わっている。 ゴッサムにおける犯罪者を狩る存在に…。 目次へ 次へ
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博麗霊夢 はくれいれいむ 基本情報 二つ名楽園の素敵な巫女 楽園の巫女 など テーマ曲少女綺想曲 二色蓮花蝶 など 能力空を飛ぶ程度の能力 出演作大体全作(一部除く) 説明言わずと知れた東方projectの主人公の巫女。当然ながらほとんどの原作、二次創作ゲームに登場する。多分一番強い。 東方ロストワードプレイアブルキャラ 東方キャノンボールプレイアブルキャラ CV・鬼頭明里 イラスト 藤ちょこ ①=☆1〜4・②=☆5 写し絵 護符 OPに出演 東方ダンジョンダイブプレイアブルキャラ スマホゲーキャラ一覧へ戻る
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スーパーロボット大戦W外伝~魔法少女リリカルミヒロ~ クロス元:スーパーロボット大戦W 最終更新:08/02/18 プロローグ「魔法世界との接触」 TOPページへ このページの先頭へ
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第5話 信じるものの戦い 爆発がテーマパークのあちこちで起こる。 ピエロ仮面が乗るテーマパークの華やかなパレードの車に取り付けられた重火器による攻撃に、バットマンは近づくことが困難となっていた。 ジョーカーは、そもそもバットマンを倒そうという気持ちはない。 時間さえくれば良い…。 そこでバットマンは、思い知るのだ。 自分はいかに無力か…そこで光は闇に墜ちていく。 それを見ることができる…まさに、笑いが止まらない光景を見ることができるのだ。 都内では、ジョーカーから解放された人たちが、口にはガムテープ、手を縄で縛られた状態で彷徨っている。 助けを求める、その人間たち…その身体には爆弾が仕掛けられたもの、逆に、まったく無害なものが混在し…街を歩く。 一般市民は怯え、どうして良いのかわからずに戸惑い、立ち尽くす。 助けるべきなのか?自分の命のために逃げるべきなのか? 本当なら、答えはない。だが…ジョーカーはこう思うだろう。 見捨てるものは、結局、わが身可愛さで、その人間を殺めた殺人者となんら変わりはないと。 光と闇は常に正反対でありながら、密接に関係している。 人間の心は、この二つの存在に揺れ動かされながら…存在しているのだ。 目の前で、助けを求める存在…。 だが、それには、爆弾が仕掛けられているかもしれない。 自分の身を危険に晒すことになったとしても、助けようとするものが、この安全の国、日本において…どれだけいるだろうか? ジョーカーの問いかけは、そこにある。 テレビを前にして戦争の光景を見て、『可哀想だ』『戦争はやめよう』と容易くえるのは、所詮は第三者としての視線でしかない。 その環境、情勢を知らずに、容易く言うことは、そこにいるすべてのものに対しての冒涜なのだと…。 さんざん自分を笑いものにした第三者の国は、今まさに自分たちが、その当事国となった。 今度は自分たちが他の国に、興味の目に晒され『可哀想だ』『何も出来なかったのか?』と言われることになる。 「…結局は、俺たちのやっていることなんかショーなのさ!バットマン。誰もお前に同情するものなどいないし、誰もお前を助けるものなんかいないのさ」 ジョーカーの部下であるピエロ仮面の機銃掃射を前にして、人間爆弾の制御スイッチを持つジョーカーに近づけないでいた。 時間はあまり残されていない。 「フハハハハハ!焦っているか?焦るだろうな、お前は無力だ、たった一人で、何も出来ずに、くたばれ!!」 ジョーカーは頭をあげて、大声で笑う。 そんなジョーカーの視線に入るもの…笑い声は途切れ、目を丸くする。 視界に入ったのは、月が見える夜空に浮かぶ、白き女の姿。 その女は、槍のようなものを握り、こちらに標準を定める。 そして空から放たれた巨大な光が、ジョーカーの乗るパレードの華やかしい車を貫き、少しの間をおいて、爆音とともに、火の玉となる。 「はああああ!!!」 他のパレード用の車も、黒き女の持つ巨大な剣の形をした道具により、切り裂かれる。 ピエロ仮面は爆発に逃げ惑いながら、爆風に巻き込まれ吹き飛ばされる。 空から降り立つ白い服の女…高町なのは。 切り裂いた、黒き服の女…フェイト・T・ハラオウンがバットマンの前に立つ。 なのはとフェイト…2人の視線の先にいるジョーカーは、立ち上がり、埃を払う。 「……ックックック、素晴らしい、素晴らしいな~~その力…。君たちの力を持ってすれば、俺など容易く殺せるだろう?」 ジョーカーは拍手をして、目の前の二人に頭を下げる。 ジョーカーは、自分の前に集ったバットマン、そしてなのはとフェイトを見つめながら、 紅蓮の炎の光に照らされつつ、ゆっくりと歩き出す。 「ここまできたお嬢さんたちには、ひとつ、教えてあげないといけないな」 ジョーカーは、歩きを止めて振り返りなのはとフェイトのほうに視線を向ける。 「お嬢さんの、娘…名前はヴィヴィオだったか」 フェイトは怒りを感じ、拳を強く握る。 自分たちのせいで巻き込んでしまったヴィヴィオ。 彼女を早く救い出したい。彼女を助けたい…。 その気持ちを抑えこむ反面、相手に対する憎悪は増していく。 「かわいらしい子だ。フフフ…、お嬢さんのことを何一つ話そうとはしなかった。 きちんと教育をうけたいい子だったな。どんなに痛めつけようが、苦しめようが…… 涙を堪えて話さない姿……俺は、感動さえ覚えたよ。フフ…フハハハハハハハ」 「くっ!!」 聞くに堪えないその言葉にフェイトは道具であるバルデッィシュを握り、距離を縮め相手を切り裂こうとした。 だが、そのフェイトの行動を察知したのか、 なのはが握るレイジングハートがフェイトの身体を抑えるように前に出される。 「…怒り、憎悪を表に出せばあいつの思う壺だ」 後にいるバットマンは、冷静に告げる。 「わかってはいるけど……」 「いや、君じゃない。本当に怒りで我を忘れかけているのは、むしろ…もう1人のほう」 フェイトは隣にいる、なのはを見る。 なのはは冷静そうな顔をしているが、レイジングハートを握っていないもう1つ手は怒りを抑えるために、 強く拳を握りすぎたためか、血が流れて、地面にと落ちている。 「…何も躊躇う必要はないぞ。俺は丸腰も同然…。お前の力を持ってすれば、俺など蝋燭の火を吹き消すように、 一瞬で終わらせられるだろう。フフフフ……」 ジョーカーは、高町なのはにターゲットを定めた。 怒りと憎悪は、あの黒き女よりも強く根深い…。 バットマンに見せてやれる、光が闇に落ちていくさまを…。 「それは、俺にだけ向けられるものではない。この国の警察官が、お前の娘を助けるためになにをした? 動揺を煽り、今も事態は進行中……誰も助けられない、誰も、救えない。 クフフフフ……、お前たちの力を持ってしても、1人の人間を助けることも出来ないんだ。 ならば、なんのために戦う。なんのために…。 お前が倒すべき敵は俺ではなく、無能で理不尽なこの世界じゃないのか?」 「あいつの話を聞くな…」 バットマンは正面に立っている、なのはに言う。 怒りにすべてを忘れてはいけない。 ジョーカーのペースに乗ってはいけないのだ。 だが、彼女は、それができるのか? やはり…ここは、自分がジョーカーを止めるしかない。時間も迫っている。 「…私は」 なのはは、ジョーカーに向かって語りかけるように声を出す。 それは憎悪も怒りも感じられない…。 「…私の力は、そんなに強いものじゃない。私1人の力でできることは、あまりにも少ない。 だけど…、大切な仲間がいれば、1人じゃ出来なかったことも…できるようになる。不可能が可能となる」 なのはは、隣にいるフェイトを見つめる。その表情は、穏やかなもの……。なのはは、知っている。 今まで戦いで…フェイトから、そして、はやてと戦って得た強い絆。 1人で苦しんでいたことも…同じように受け止めてくれる人がいること… それがどれだけ自分にとって強い力となるか。 「…私は、あなたのようにはならない」 強い眼差し…その眼を見て、ジョーカーは唸り声をあげる。 なのはが自分を見る目、それは…哀しみの目。 そう自分を哀れむ目…。 「そんな目で俺をみるなぁ!!!」 ジョーカーは、そういうと以前、フェイトに使った手榴弾のようなガスをだすものを投げつける。 しかし、それはフェイトにより、切られる。 ガスをださないように、起爆装置だけを完全に…。 「なに!?」 驚くジョーカーは、逃げ出そうとするが、その足にワイヤーが巻きつけられる。 バランスを崩し倒れるジョーカー。 バットマンの放ったそれに、ジョーカーは今度こそなすすべなく、捕まる。 バットマンは、なのはとフェイトを追い抜き、ジョーカーを見下す。 「フハハ…、アハハハハハハハ…。気持ちがいいだろうな、蝙蝠男。 俺が、あんなガキにやられるさまは?」 「……ジョーカー、人質を解放しろ」 バットマンはジョーカーの問いには答えず、時間が迫っている人間爆弾について聞く。 「…ヴィヴィオは、どこ?」 なのはも、ジョーカーに問い詰める。 ジョーカーは…心のどこかでは焦っているであろう二人に向かって、笑いながら…。 「いいだろう、教えてやる…起爆装置はジェットコースター内にある。 お嬢さんの娘が座っている座席そのものだ。 お嬢さんが座席から降りた瞬間、どかーんと吹き飛ぶ、だが…ジェットコースターも一定速度が落ちると爆発するようセットされている。 どっちを助けたいか、お前たちで選べ…。 おっと、二つとも、時間が来れば勝手に爆発することも忘れずにな。 フフフ…フハハハハハハハハ」 ジョーカーの襟首を捕まえ、身体を起こさせる、バットマン。 「貴様、他に方法はないのか?」 「ない。一人の命を助けるか、多くの人の命を助けるか、好きなほうを選べばいいさ~ヒヒヒヒャハハハハハハ」 バットマンはジョーカーの襟首を離す。 テーマパークにあるジェットコースター…。 ジョーカーとバットマンが戦いはじめたときから、動いているそれは、もう既に30分以上が経過しようとしていた。 ヴィヴィオは目を伏せて、酔わないようにしている。 そのヴィヴィオの座っている真下…そこに起爆装置が赤く点滅している。 ヴィヴィオの重さにより、1つの起爆装置は止まっているが、もう1つ…それはジェットコースターの速度に反応している……。 「…卑劣な」 フェイトは吐きすてるように言う。 なのはは、ジェットコースターがある方角を見る。 「どうするつもりだ?」 バットマンはなのはと、フェイトに問いかける。 なのはとフェイトは、バットマンのほうを見て 「…両方を助けます」 「今までそうしてきたように……」 バットマンは二人の言葉を聞き、なのはとフェイトが空を飛んでヴィヴィオを助けにいくのを見送る。 今の彼女達に言うことは何もない。 強き心…自分の行いを信じ、そして今の自分にはない、大切な強い仲間がいることが……その心の力を何倍も倍増させる。 普段、人を信じることをしない、私も今日だけは信じてみよう。 信じる心を持つものの、力を。 前へ 目次へ 次へ
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このwikiについて Twitterに二次創作のイラストを投稿する際、添えるハッシュタグを探す手間を省くためのwikiです。
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Date 2006/05/24(Wed) Author SS1-285 とある日。 上条当麻は不思議な幼女が誘拐されるのを発見してしまう。 幼女の顔はどこかで見たことのあるようなないような顔で、そして聞き覚えのあるようなないような口調だった。 「——みっミサカはミサカは誰か助けてー!!と叫んでみたり!! ゆーうーかーいーさーれーるー!!とじたばた暴れては疲れてぐったりしてみたり……」 そんな姿を見て上条が黙っていられる訳はなく——。 同時刻、病院から抜け出した一方通行は自分の殺し損ねた少女と再会していた。 少女が呟いた言葉は怨嗟の声でも恨み言でもなかった。 「——ミサカ20001号、打ち止めが、誘拐されましたとミサカは告げます」 今、最弱と最強の運命が交差する。 たった一人の幼女を巡り、学園都市は混乱の渦に巻き込まれた——。 とある幼女の打ち止め という妄想
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Date 2006/01/31(Tue) Author SS1-19 皆川亮二作品とのウソ予告とか。 たまたま旅行でとある山村を訪れた当麻たち。 その村ではここしばらく深刻な猿害に悩まされているという。 そんな話を聞くでもなしに聞いていたその矢先に突如出現する猿の群れ。 「な……なによあれ!猿が梨を収穫してるわよ?!」 そして登場する猿の長。 「……ねー、とうまとうま。日本の猿ってあんなに大きいの?」 「いや……あれは……サル……かぁ……?なあ美琴、お前はどう思うよ」 「……私に振らないでよ……何なのよアレ?」 人知を超えた恐怖に戦慄するとーまたち!幻想殺しvs完全武装の勝負やいかに?!
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Date 2006/02/01(Wed) Author SS1-28 学園都市のビル群に、一人の男が降り立った———。 「上条、当麻だな?」 「はい?いや、そうだけど、アンタは?」 「あぁ、いや、その、俺は———、お前にとっての『線路の影をなぞる者』、かな」 「……?、一体何を———ッ!?」 不死の者さえ殺す右腕、その危うさを見逃さぬ、真っ赤な真っ赤な怪物が、葡萄酒呷りにやって来る 「何だよ!?何なんだって一体!まさか天然の能力者かよ!?」 「『能力』?違うな……『努力』、だ」 神をも殺す少年と、神に愛された男。 その最悪の衝突を、窓無き塔の住人は、如何な謀りで運ぶのか——— ハイハイ無理無理。